2012年 02月 22日
堤 未果『政府は必ず嘘をつく―アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること―』 |
角川SSC新書147,2012年2月,4-04-731570-9.
本日,新潟に戻る車内で読了.重たい内容で,時間がかかった.3.11,アラブの民主革命,そしてTPP加盟を貫く視点を教えられ,目からウロコといった感じだった.「米国では大学に対する政府予算削減により,多くの大学を外部資金調達に走らせ,企業との癒着を増大させている.学者は,大学名や肩書きでひとくくりにせず,その人物の背景を見ることが重要だ.」(41頁),「・・・・・・どんな戦争もその背景には〈資源〉や〈通貨〉といった巨大な利権に対する,各プレイヤーの思惑が絡んでいるのだ.」(125頁),「教育を“商品”に,子供たちや保護者を“消費者”にし,テストの点数というサービスを提供できない教師は処分され,結果を出せない学校は売り上げの悪い店舗のようにつぶされてゆく.これは今まさに,アメリカのあらゆる分野で行われていることと同じです.」(139頁)などなど.
本日,新潟に戻る車内で読了.重たい内容で,時間がかかった.3.11,アラブの民主革命,そしてTPP加盟を貫く視点を教えられ,目からウロコといった感じだった.「米国では大学に対する政府予算削減により,多くの大学を外部資金調達に走らせ,企業との癒着を増大させている.学者は,大学名や肩書きでひとくくりにせず,その人物の背景を見ることが重要だ.」(41頁),「・・・・・・どんな戦争もその背景には〈資源〉や〈通貨〉といった巨大な利権に対する,各プレイヤーの思惑が絡んでいるのだ.」(125頁),「教育を“商品”に,子供たちや保護者を“消費者”にし,テストの点数というサービスを提供できない教師は処分され,結果を出せない学校は売り上げの悪い店舗のようにつぶされてゆく.これは今まさに,アメリカのあらゆる分野で行われていることと同じです.」(139頁)などなど.
by s_sekio2
| 2012-02-22 19:40
| 読書