2008年 12月 11日
『新書アフリカ史』 |
宮本正興・松田素二(編),講談社現代新書1366,1997年7月,4-06-149366-3.
ようやく街まで往復したバスの中で読了.なにしろ596頁もあるので,通常の新書3冊分といったところ.石器時代から21世紀の展望まで,多くの執筆者による分担執筆の形式をとっている.ところどころで話が前後するが,統一のとれた叙述で,手元のは,2007年7月に出た14刷.都市と農村が対照的に位置づけられるのはヨーロッパであり,アフリカにはこの図式は当てはまらないという指摘が,最後に読んだ個所では印象に残る.「農耕する都市」だそうだけれど,中国はどうなのだろうか?
編者に関する巻末のデータは,1刷当時のもののようだ.そう言えば,本文中の「今世紀」というのも20世紀のことで,増刷でも手が入っていないと思われるので,要注意.
ようやく街まで往復したバスの中で読了.なにしろ596頁もあるので,通常の新書3冊分といったところ.石器時代から21世紀の展望まで,多くの執筆者による分担執筆の形式をとっている.ところどころで話が前後するが,統一のとれた叙述で,手元のは,2007年7月に出た14刷.都市と農村が対照的に位置づけられるのはヨーロッパであり,アフリカにはこの図式は当てはまらないという指摘が,最後に読んだ個所では印象に残る.「農耕する都市」だそうだけれど,中国はどうなのだろうか?
編者に関する巻末のデータは,1刷当時のもののようだ.そう言えば,本文中の「今世紀」というのも20世紀のことで,増刷でも手が入っていないと思われるので,要注意.
by s_sekio2
| 2008-12-11 23:04
| 読書