2011年 07月 25日
川北 稔『イギリス近代史講義』 |
講談社現代新書2070,2010年10月,4-06-288070-1.
7月24日,街を往復するバスの車内で読了.世界システム論は読まず嫌いだったので,その旗手が書いた本もとっつきにくかったのだが,まあおもしろく読めた.乱暴に総括すると,生産ではなく,流通や消費から産業革命を考えるというもの.
「毛織物には鮮やかな色はつけられませんが,綿織物は場合によっては文字も書けます.さらに決定的なことは洗濯ができるということです.じっさい,綿織物が普及したことで,イギリス人の生活は急速に清潔になり,それが平均寿命の延長にもつながったとも見られています.」(161頁)なるほどね,とも思うのだが,実証できるのだろうか.
7月24日,街を往復するバスの車内で読了.世界システム論は読まず嫌いだったので,その旗手が書いた本もとっつきにくかったのだが,まあおもしろく読めた.乱暴に総括すると,生産ではなく,流通や消費から産業革命を考えるというもの.
「毛織物には鮮やかな色はつけられませんが,綿織物は場合によっては文字も書けます.さらに決定的なことは洗濯ができるということです.じっさい,綿織物が普及したことで,イギリス人の生活は急速に清潔になり,それが平均寿命の延長にもつながったとも見られています.」(161頁)なるほどね,とも思うのだが,実証できるのだろうか.
by s_sekio2
| 2011-07-25 08:12
| 読書