2009年 05月 10日
佐野眞一『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三―』 |
文春文庫さ-11-8,2009年4月,4-16-734008-7.
9日,街を往復したバスの車内や仕事の合間に読みつなぎ,夜に読了.以前から著者の代表作と報じられていたので読みたかったのだが,ようやく文庫化されたので入手し,早速に読んだしだい.希有な民俗学者宮本と彼を世に送り出した渋沢の伝記と言ったらよいだろうか.宮本の著作はいくつか読んでいたが,あらためてその背景や根本が理解できたような気がする.もっとも著者の筆は,この2人を暖かく描いてはいるが.その意味では柳田国男は正反対に置かれることになる.第15章:角栄の弔辞,には宮本の佐渡調査の話が出てくる.今後の参考にしたい.
著者(1947年~)については,本ブログではおなじみになってしまったので,省略.
9日,街を往復したバスの車内や仕事の合間に読みつなぎ,夜に読了.以前から著者の代表作と報じられていたので読みたかったのだが,ようやく文庫化されたので入手し,早速に読んだしだい.希有な民俗学者宮本と彼を世に送り出した渋沢の伝記と言ったらよいだろうか.宮本の著作はいくつか読んでいたが,あらためてその背景や根本が理解できたような気がする.もっとも著者の筆は,この2人を暖かく描いてはいるが.その意味では柳田国男は正反対に置かれることになる.第15章:角栄の弔辞,には宮本の佐渡調査の話が出てくる.今後の参考にしたい.
著者(1947年~)については,本ブログではおなじみになってしまったので,省略.
by s_sekio2
| 2009-05-10 12:34
| 読書